INTERVIEW インタビュー
正解のないエンタメ業界で
挑戦する面白さと緊張感
劇場マネージャー
好きな映画:
『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』、
『教皇選挙』
イオンシネマの映画館は
最も身近なエンターテイメント
幼い頃から身近な「エンターテイメント」といえばイオンシネマの映画館でした。地元で唯一の映画館だったので、こうして働いていることにご縁を感じています。入社して最初に配属されたのは中部地方の大規模劇場でした。その後は本社の新規事業部、近畿地方の中規模劇場を経験し、現在は同じく近畿のより小規模な劇場でマネージャーとして勤務しています。一口に「劇場」と言っても、規模や客層、地域によって求められるスキルはまったく異なります。
最初の劇場はイオンシネマの中でもトップクラスに大きな劇場でしたので、現場の状況を見ながらクルーに的確な指示を出すことが必要でした。次に配属された劇場ではシニアのお客さまが多かったので、チケット購入のお手伝いなど、自ら現場に立つ頻度が高かったです。同じ映画館でも地域性が色濃くでるところが、イオンシネマならではだと感じています。
チームのミスをなくすため
業務改革に励む
劇場マネージャーとして、また社会人として働く上で心がけているのは「怒らない」ことです。なにかミスが起きたとき、単なる人的ミスなのか、そもそも仕組みが悪いのかをまず見極めるようにしています。もし仕組みに問題があると感じたら、できる限り早く改革に着手します。たとえば「台帳へ番号を記入する」というクルーの業務があるのですが、記入ミスや漏れが多く、頭を悩ませていました。
しかしそれは記入箇所が多いからこそ発生してしまう問題と考え、記入する項目を最小限まで減らした台帳を作成しました。その結果ミスは減少し、クルーの業務軽減にもつながりました。いちばん避けたいのは、クルーが萎縮し気軽に質問できない環境になってしまうことです。「怒る」と「指導する」はまったくの別物です。どうしてもクルーを指導しなければならないときは「私も同じミスをしたことがあるからわかるよ」と寄り添う言葉から始めるように意識しています。
「迷ったらやってみよう」の心でエンタメ業界の可能性を広げたい
「中長期経営計画プロジェクトチーム」という、経営層と中堅・若手社員が会社の3〜5年後の経営方針や目標などを定めるプロジェクトにも参加させていただきました。当社があるべき姿に向かうための「Value(行動指針)」を参加メンバーで決めたのですが、その中の一つ「迷ったらやってみよう」は私自身も常に意識しています。
エンターテイメントは正解がない世界です。だからこそ、やってみることで新たな道が広がる可能性がある、という気持ちを忘れないようにしています。全国各地に映画館がありますから、当然転勤もあります。とはいえキャリアの意向を申告する機会も毎年ありますし、たとえば同じ近畿内でも住んでみると人や方言がまったく異なるという地域ごとの違いを体験できることも面白みの一つです。
逆境に立つほど燃えるタイプなので、新たな環境に飛び込む緊張感さえも楽しんでいるのかもしれません。将来像は模索している最中ですが、私自身が中堅社員のモデルになることで、若手社員がキャリアプランを築く際の手本になれたら理想です。
就職活動中の皆さまへ一言
新卒の就職活動は実績よりも人柄がマッチするかを軸に評価されている面があると思います。
私自身も就職活動では苦労した場面がいくつもありました。しかし、さまざまな業界を見ることができるのは、この時期ならではの大きなチャンスです。皆さまが納得できる答えを見つけ、結果としてもし当社にご縁がありましたら、そのときは心から歓迎します。